ゴキブリは一般的に土の中には直接卵を産みません。湿気が多く、温かい場所を好みます。そのため、観葉植物の土の中ではなく、鉢の底など暗く湿度のある場所に卵を産むことがあります。
また、観葉植物の土が湿っていたり、栄養が豊富な環境では、ゴキブリがその周辺に寄ってくることがあります。
栄養豊富な環境とは
観葉植物の土に含まれる有機物(肥料や腐葉土など)が豊富で、ゴキブリや他の虫が餌として好む微生物や分解中の物質が多く存在する状態を指します。
具体的には、以下のような状態が挙げられます。
- 肥料の使用: 肥料は植物の栄養にはなりますが、一部が土の中に残り、微生物が増殖しやすい環境になります。この微生物を餌とする虫が集まると、その餌を求めてゴキブリなども近づく可能性があります。
- 腐葉土や堆肥の混入: 腐葉土や堆肥は土の栄養を高めるためによく使われますが、これらも分解の過程で微生物が増え、ゴキブリにとって魅力的な環境になることがあります。
- 過湿の状態: 水が多すぎると、土が常に湿った状態になり、微生物の繁殖を促進します。湿度が高い環境はゴキブリを引き寄せやすいので注意が必要です。
ゴキブリは土に潜る?
ゴキブリは土に潜る習性はありません。土の中というより、観葉植物の鉢の底や落ち葉の下などに潜むことがあります。
観葉植物のゴキブリ対策
観葉植物を育てる際は、適切な頻度で水やりを行い、肥料も適量を守ることが、余分な湿気や微生物の増殖を抑え、ゴキブリなどの害虫が寄り付きにくくするポイントです。
実際にゴキブリが土の中に卵を産んでいるかは可能性が低いですが、以下の対策をとることで安心できるかと思います。
- 鉢の土を取り替える: 植物に優しい新しい土に変えることで、万が一のリスクを軽減できます。
- 植木鉢の周りの清掃: ゴキブリは食べ物のカスや湿った環境を好むので、周囲を清潔に保つことが重要です。
- 植物用の害虫予防剤: ゴキブリ専用の薬剤はないかもしれませんが、他の害虫予防剤が間接的にゴキブリも寄りつきにくくする可能性があります。
ゴキブリの赤ちゃんや子供が土の中でわいているように見える場合は、他の小さな害虫や生物(ダンゴムシやハサミムシなど)の可能性もあるため、虫眼鏡などで確認してみるのもよいでしょう。スマホの写真・動画撮影でもズームして確認できます。
ゴキブリを殲滅させる
ゴキブリを殲滅させるには、ブラックキャップなどの駆除エサ剤を、観葉植物の近くや部屋の暗い場所や湿度が高めの場所に置くといいですよ。私の経験では、見事ゴキブリ殲滅に成功しました。
先日、ダイソーに行ったら、ブラックキャップに似たものがが売ってました。アース製薬なので同じ駆除エサなのかな?フィプロニル配合と書かれてるので、同じかもしれません。
値段が手ごろなので、まずは試しに置いてみるのもいいかもしれません。