玉ねぎはゴキブリの好物か気になりますよね。
結論からすれば、玉ねぎはゴキブリが特に好む食べ物とは言えません。しかし、ゴキブリは玉ねぎを食べることがあります。
ここでは、ゴキブリが食べる玉ねぎと食べない玉ねぎについて書いています。
玉ねぎはゴキブリの好物?
ゴキブリは基本的に玉ねぎを特に好むわけではありませんが、腐って湿った状態の玉ねぎには栄養と水分があるため、エサとして寄ってくる可能性があります。
しかし、新鮮な玉ねぎ自体はゴキブリの強い好物とはされていません。理由は、玉ねぎに含まれる「アリシン」という成分が強い刺激臭を放ち、ゴキブリが避ける傾向があるためです。研究でも、このアリシンは多くの害虫に忌避効果があるとされています。
ゴキブリは玉ねぎの匂いが好き?
ゴキブリは玉ねぎの匂いが好きではなく、前述のとおり、むしろ玉ねぎに含まれる「アリシン」という刺激成分は、忌避効果があることが知られています。アリシンはゴキブリにとって不快な成分であり、新鮮な玉ねぎの匂い自体は好まない傾向があります。
腐って湿った状態になると、玉ねぎに含まれるアリシンは分解されて減少します。アリシンは不安定な成分で、時間が経つと徐々に劣化していきます。そのため、腐敗が進んだ玉ねぎではアリシンの量が少なくなり、刺激臭も弱まります。
アリシンが減少したことで、ゴキブリにとって玉ねぎが忌避されにくくなり、栄養源として食べられやすい状態になる場合があります。
まとめ
新しい玉ねぎ → ゴキブリは刺激成分(アリシン)の匂いを避けるため、あまり寄ってこない。
腐った玉ねぎ → アリシンが減少して匂いも弱くなるため、ゴキブリが栄養や水分を求めて寄ってくることがある。しかし、大好物というわけではない。
玉ねぎ自体がゴキブリの好物というわけではなく、それが腐ってるときに「ここに食い物があるぜ!」みたいな感じで寄ってくることがあるということです。