「ゴキブリホイホイを置くと逆にゴキブリが集まってくるんじゃない?」そんな疑問があると思います。
この記事では、ゴキブリホイホイが逆効果となる理由と、効果的に使うためのポイントを詳しく解説します。ゴキブリを減らすための方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
ゴキブリホイホイで逆に増える?
ゴキブリホイホイ自体は逆効果ではない
ゴキブリホイホイには、ゴキブリをおびき寄せる「誘引剤」が入っているものがほとんどです。この誘引剤には、ゴキブリを引き寄せる効果がありますが、その範囲はせいぜい1~2m程度です。そのため、ゴキブリホイホイの誘引剤が遠くのゴキブリを寄せ付けることは考えにくいです。
つまり、ゴキブリホイホイを設置すること自体が集まる原因にはならず、ホイホイの近くにいるゴキブリを捕まえるだけの効果といえます。
ただし、以下の場合はゴキブリが集まってくるので逆効果になります。
フェロモンでゴキブリが集まる
捕獲されたゴキブリがホイホイ内に放置されると、Gが放つ「集合フェロモン」によって他のゴキブリを引き寄せることがあります。これはゴキブリにとって「安全な場所がある」と感じさせるサインとなるため、捕獲数が多くなると他のゴキブリも集まりやすくなります。
このような視点で考えると、ゴキブリホイホイは逆効果と言えます。
ゴキブリホイホイ内の死骸や糞の臭いで集まる
捕獲されたゴキブリがホイホイの中で死んだり糞をしたりすると、それらが腐敗したり、独特の臭いを放ったりすることがあります。この臭いは、ゴキブリにとって「仲間の痕跡」として認識されることがあり、フェロモンほど強力ではないものの、他のゴキブリを引き寄せる可能性もわずかにあります。
ゴキブリの寿命は、種類によって異なります。
ゴキブリホイホイで捕獲した状態のGは、飲まず食わずになります。例えば、小型のチャバネゴキブリの場合の寿命は10日前後。クロゴキブリの寿命は、40日前後になります。
いずれにしてもホイホイの中にゴキブリが複数いることで、他のGが集まる原因になるので、定期的にゴキブリホイホイを交換するのが良いです。
巣ごと駆除する
ブラックキャップなどのゴキブリ駆除エサを家のいろんな箇所に置いておくといいです。ブラックキャップなどは、ゴキブリの巣ごと壊滅させてくれます。
写真の商品は、ダイソーで買えるゴキブリ用駆除エサ剤です。ブラックキャップかな?似ていますね。安い値段なので、手軽に試せると思います。
ゴキブリ用駆除エサ剤はゴキブリホイホイとは別の場所に置いてください。理由は、エサを食べたゴキブリを巣に帰らせたほうがいいからです。
まとめ
ゴキブリホイホイの誘引剤は、せいぜい1m~2mなので、これが原因でゴキブリが集まってくることはあまり考えられません。
しかし、ホイホイ内に捕獲されたゴキブリが多くなるにつれ、フェロモンや死骸の臭いが他のゴキブリを引き寄せ、逆効果になることもあります。そのため、定期的な交換が重要です。
また、ブラックキャップなどの駆除エサを併用して、巣ごと駆除することも有効です。これらの対策を組み合わせて、ゴキブリを退治しましょう。