カメムシが大量発生する主な原因は以下の3つです。
- 地球温暖化・暖冬
- スギやヒノキ
- 天気
この3つの原因を例年と比較することで、2025年にカメムシが大量発生するかどうかが予想できます。
なぜ、暖冬などの影響でカメムシが大量発生するか?を解説してから例年と比較して予想していきます。
地球温暖化・暖冬の影響
最近、地球が少しずつ暖かくなっていること(地球温暖化)が原因で、カメムシが住みやすくなっています。
気象庁の2023年〜2024年の冬(12月〜2月)の地域平均気候表によると、本州から四国、九州にかけて平年並みと比べても高く、平均気温平年差は「+1.1〜1.6℃」でした。つまり暖冬です。
暖かい冬(暖冬)になると、カメムシが冬を越しやすくなり、春にはたくさんのカメムシが活動を始めます。
では、2024年12月~2025年2月(冬)はどうでしょうか。
2024年冬にはラニーニャ現象の影響で厳しい寒さが予測されています。もし2024年12月~2025年2月の平均気温が平年並みかそれ以下であれば、2025年はカメムシが大量発生が抑えられると考えられます。
超簡単に説明すると、去年より今年の冬のほうが寒い場合、普通に考えるとカメムシが少なくなるはずだよね。ってことです。
スギやヒノキの影響
カメムシの食べ物になるスギやヒノキの実がたくさんできる年(豊作)も影響しています。食べ物が豊富だと、カメムシがどんどん増えます。さらに、都会の公園や木が植えられた場所が増えたことで、カメムシにとって住みやすい環境が広がっています。
この場合も、普通に考えて、去年より今年のほうがスギやヒノキが少なかったらカメムシの数が減るよね。ってことになります。
tenki.jpの春の花粉飛散予想(第1報)によると、残念ながら北海道以外の地域では、2024年に比べて花粉の飛散量が多いとのことです。特に西日本は例年の2倍以上の所もあるようです。
花粉量と実の量は必ずしも比例しませんが、一般的に花粉が多い年はスギ・ヒノキが豊作であることが多いため、2025年のカメムシ大量発生に影響を与えると考えられます。
天気の影響
最後に、天気の影響もあります。雨が少なくて暑い日が続くと、カメムシが元気に育ちやすくなります。しかし、台風や大雨が多いと、カメムシが減ることもあります。2025年の雨量、台風、大雨はまだ不明ですので、天気の影響でカメムシの発生を予想するのは難しいです。
まとめ
大量発生につながる可能性
- スギやヒノキの豊作の影響
2024年の花粉飛散量予想では、特に西日本で例年の2倍以上とされています。このことから、スギやヒノキの実が豊作である可能性が高く、カメムシの食料が増加し、繁殖が促進される可能性があります。 - 地球温暖化の進行
緩やかに進行する温暖化は、カメムシの長期的な生息環境の改善につながります。
発生が抑えられる可能性
- 2024年冬の寒さ
ラニーニャ現象の影響で2024年冬は厳しい寒さが予測されています。もし2024年12月〜2025年2月の平均気温が平年並み以下であれば、カメムシが越冬しにくくなり、翌春の個体数が減る可能性があります。 - 天気の不確定要素
2025年の雨量や台風、大雨の影響がまだ分からないため、気候条件次第ではカメムシの繁殖が抑えられる場合もあります。特に、大雨や台風は個体数を減少させる要因になることがあります。
結論
2025年にカメムシが大量発生する可能性はあるものの、予測には不確定要素が多く、結論は現時点ではなんとも言えません。
寒い冬(ラニーニャの影響)や天候条件がどのように作用するかが重要で、これが大量発生を抑える可能性もあります。
去年と比べるとカメムシが発生する条件が整ってない感じがします。しかし、スギ・ヒノキの影響でカメムシが発生する条件が整う可能性があるので微妙なところですね。
よって、「2025年にカメムシが大量発生するかどうかは、気候条件次第で決まるかもしれない」という結論が妥当です。