ゴキブリをトイレに流すのはだめ 避けるべき3つの理由

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駆除したゴキブリをトイレットペーパーに包んでトイレに流すことは、やってしまいがちなことですが、基本的におすすめしません。以下の理由があります。

1.詰まりのリスク

ゴキブリをトイレットペーパーで包んで流すと、特にクロゴキブリのような大きなサイズの場合、配管内で詰まりやすくなります。チャバネゴキブリの子供で小さなゴキブリでも、トイレットペーパーの量によっては詰まる可能性があります。

2.浄化槽や排水設備への負担

浄化槽を使用している場合、流したゴキブリがバクテリアの働きに悪影響を及ぼすことは少ないですが、殺虫剤を使ってゴキブリを駆除した場合はバクテリアに悪影響を及ぼす可能性があります。

浄化槽内のバクテリアに悪影響が出ると、汚水の分解が進まず、悪臭が発生したり浄化能力が低下するため、排水が環境基準を満たさなくなる恐れがあります。

その結果、所有者だけでなく周囲にも悪臭や環境への影響が出る可能性があり、結果的に他人に迷惑がかかることにもつながります。そのため、ゴキブリなど異物は流さずに適切に処理することが大切です。

3.メンテナンスの手間

排水管が詰まると、清掃や修理が必要になり、費用や手間がかかります。

    この記事を書いた人
    害虫研究博士masa

    害虫に関する知識を伝えるために登場するキャラ。疑問点は、とことん突き詰めるタイプ。

    ゴキブリの正しい捨て方は?

    駆除したゴキブリは、トイレットペーパーに包んでトイレに流すのではなく、ティッシュやビニール袋に包んで密閉し、燃えるゴミとして捨てましょう。これにより、臭いやバクテリアの拡散を防げます。

    ゴキブリの死骸を処理する際は、手で触らないようにしてください。とっても気持ち悪いのですが、広告の紙や新聞紙などで上手にとり、袋の中にいれてください。ちなみに私はこれで失敗したことがあり、ゴキブリの死骸が手についたことがあります。「ウギャー!!」となりました。なので、処理するときは慎重にやってください。

    ゴキブリを水に流したら駆除できる?

    ゴキブリを水に流すだけでは、完全に駆除することは難しいです。ゴキブリは水に一時的に沈んでも、短時間であれば水中で生き延びることができるため、水を流すだけでは確実に駆除できません。ゴキブリを駆除するには、専用の殺虫剤を使用したほうがいいです。叩いて物理的に駆除する方もありますが、体内の体液やバクテリアが周囲に飛び散る可能性があります。

    また、トイレなどの水で流しても配管の中で生き延びる可能性があるため、ゴキブリをしっかりと駆除してから処理することが重要です。

    ゴキブリをトイレに流しても、排水管やトイレの内部で生き残った場合、別の場所から出てくる可能性があります。

    具体的には以下のことが起こり得ます。

    1. 排水管の他の場所から出てくる:排水管内で生き残ったゴキブリが、他の排水口や隙間を通じて、浴室やキッチンの排水口など別の場所から出てくることがあります。
    2. トイレから再び戻る可能性:確率は低いですが、トイレの構造次第ではゴキブリが逆流して戻ってくる場合もあります。

    そのため、ゴキブリは水に流すよりも確実に駆除してから燃えるゴミとして捨てるのが安心です。

    まとめ

    駆除したゴキブリをトイレに流すのは避けるべきです。流すと配管が詰まる可能性があり、特に大きなゴキブリやトイレットペーパーの量によってはリスクが高まります。

    また、浄化槽のバクテリアに殺虫剤が悪影響を与えると、浄化能力が低下し、悪臭や環境への影響が広がる恐れも。さらに、詰まりが発生すれば修理や清掃が必要になり、費用と手間がかかります。

    ゴキブリはティッシュや袋で包んで燃えるゴミとして捨てましょう。