カメムシの大量発生は本当にストレスになりますね。高層階のマンションでも発生するのは意外に感じるかもしれませんが、カメムシは風に乗って高い場所にも到達することがあります。
また、秋はカメムシが冬を越すために暖かい場所を求めて建物に集まる時期なので、例年より多いと感じる場合もあります。
カメムシがマンションの高層階に来る理由は、以下のような要因が関係しています。
カメムシがマンションの高層階になぜ沢山居るの?
1.風に乗って移動する
カメムシは飛行能力がそれほど強くない虫ですが、風に乗って長距離移動が可能です。特に高層階では風の影響を受けやすく、カメムシが自然に運ばれてきてしまうことがあります。
2.冬を越すための暖かい場所を探している
秋になるとカメムシは越冬の準備として、温かくて安全な場所(建物の隙間や壁の裏など)を探します。高層階のマンションもカメムシにとっては良い避難場所に見えるため、窓やベランダの隙間を目指して集まってきます。
3.明かりに引き寄せられる
カメムシを含む多くの虫は、夜間の光に引き寄せられる性質があります。高層階の窓やベランダの明かりが外から目立つと、そこに集まる可能性が高くなります。
4.窓枠や換気口から侵入する
建物の高層階でも、窓や換気口、エアコンのダクトなどのわずかな隙間からカメムシが侵入してくることがあります。これらの経路をしっかり塞がないと、カメムシが高層階の室内にも入り込む可能性があります。
5.高層階でも発生源が近い場合
周辺にカメムシの好む環境(山、林、草地、畑など)があると、マンション全体に広がることがあります。カメムシは冬を越すために集団で建物を目指す習性があるため、一斉に発生することもあります。
このような理由で、高層マンションでもカメムシが発生します。
即効性のある4つのカメムシ対策
- 網戸に防虫スプレーを使用する
市販の「カメムシ専用防虫スプレー」を網戸やベランダ周辺に噴霧してください。これで近づきにくくなります。薬局、ホームセンター、通販に売っています。評価が高い商品を選ぶといいですよ。 - 隙間を防ぐ
カメムシが入り込む隙間を可能な限り防ぎます。窓枠や玄関のドア周りに隙間テープやシールを貼ることで、侵入を防ぎやすくなります。ホームセンターや通販で売っています。 - 光を抑える
カメムシは明るい光に集まりやすいので、夜間はカーテンを閉めて室内の明かりが外に漏れないようにすることも効果的です。 - 誘引忌避アイテムを置く
・ミントのアロマやスプレーはカメムシに効果がある場合があります。
・ただし、屋外に設置する場合は管理人や近隣住民との相談が必要です。
根本的な2つの対策
- マンション管理会社へ再度相談する
他の住民からも苦情が多ければ、管理会社に継続的な駆除や防虫対策を求めることが可能です。自治会や複数人での要望書提出も検討してください。 - 専門業者に相談する
個別にでも防虫業者に相談することで、玄関やベランダの周辺だけでも効果的な駆除が可能です。
カメムシがいなくなる時期について
カメムシは寒さに弱いので、気温が10℃を下回る頃(11月下旬~12月初旬頃)には活動が鈍くなり、自然と見なくなることが多いです。それまでは対策を続けつつ、できるだけ接触を避ける工夫をしてください。
おすすめアイテム
- カメムシ専用忌避スプレー
・ドラッグストアや通販で購入可能。網戸や窓枠に使用。 - 虫よけネットやカバー
・洗濯物にカメムシがつくのを防ぐため、専用の虫よけネットを利用。 - 掃除機(処理用)
・旭電機化成 触らず むしキャッチリー掃除機用など、カメムシに触れずに吸い取ることができる専用掃除機もあります。
虫嫌いの方には非常に辛い時期だと思いますが、少しでもストレスを軽減できるよう試してみてください!