カメムシがベランダや家の中に入ってくると、気持ち悪いですよね~。
そんなときに手軽にできる対策が「ハッカ油スプレー」です。このスプレーは、強い香りを嫌うカメムシを寄せ付けない効果が期待でき、しかも作り方はとても簡単!
今回は、ハッカ油とエタノールを使ったかんたんなスプレーの作り方を紹介します♪
ぜひ、この記事を参考にして、カメムシ対策を万全にしましょう!
カメムシ寄って来んな。
用意するもの
- ハッカ油(ミントオイル) 約10~20滴
- 水 – 約100ml
- 無水エタノール – 約10ml
- スプレーボトル(100均でOK)
- 計量カップ(100均でOK)
- 混ぜるためのスプーンや棒(100均でOK)
- ビニール手袋(100均でOK)
作る手順
- 無水エタノールをスプレーボトルに入れる
計量カップで10mlの無水エタノールを計量し、スプレーボトルに注ぐ。(エタノールはハッカ油を水に溶かしやすくするために使うよ♪) - ハッカ油を加える
スプレーボトルに10~20滴のハッカ油を加える。カメムシは強い香りを嫌います。お好みで量を調整しよう! - 水を加える
100mlの水を計量し、スプレーボトルに注ぎまーす。 - ボトルをよく振って完成!
すべての材料がよく混ざるように、スプレーボトルをしっかりと振りましょー!
カメムシが寄りつきやすい場所(窓や網戸、玄関など)にスプレーを吹きかけてね~。
ハッカ油と水の割合
ハッカ油スプレーを作る場合の一般的な割合は以下の通り。
- 無水エタノール: 10ml(ハッカ油を水と混ぜやすくするため)
- ハッカ油: 10~20滴(お好みで調整)
- 水: 100ml
これが一般的な濃度の目安です。
濃すぎると香りが強くなりすぎるので、使用環境に合わせて調整が必要です。
ハッカ油とエタノールはどこに売ってる?
ドラッグストアや楽天・Yahooショッピング・amazonに売ってます♪
値段もそんなにしないですよー。
スプレーを吹きつけるとベタつく?
無水エタノールを使っているため、通常はスプレーが乾いた後にはベタつきは残りません。ただし、ハッカ油自体がオイルなので、たくさん吹きかけたり、濃度が高い場合は少しベタつきを感じることがあります。その場合は、スプレーの使用量を控えめにするか、無水エタノールを増やして希釈することで対策できます。
吹きかけた箇所は汚れる?
通常はハッカ油スプレーを吹きかけても目立った汚れは残りません。しかし、窓ガラスや鏡などのツルツルした表面に多量にスプレーすると、オイルの成分が薄い膜を残すことがあります。その際は、乾いた布で軽く拭き取れば簡単に取れます。
ハッカ油を自分で作る方法※非推奨
自力でハッカ油(ペパーミントオイル)を作るのは難しく、通常は市販品を購入するのが一般的です。しかし、ハッカ油を抽出する基本的な方法は以下の通りです。
かなり根気と手間がかかるので、正直おすすめしませんが、いちおう書いておきます。
ハッカ油の作り方
手作りのハッカ油作成手順(抽出法)
材料:
- フレッシュなペパーミントの葉
- オリーブオイルやココナッツオイルなどのキャリアオイル
- ガラスの瓶
- すり鉢とすりこぎ
手順:
- ペパーミントの葉をよく洗い、乾かします。
- 葉をすり鉢ですりつぶし、エッセンシャルオイルが出やすいようにします。
- ガラス瓶にペパーミントの葉を入れ、キャリアオイルを葉が浸るまで注ぎます。
- 瓶を蓋して、日陰で1〜2週間ほど置きます。毎日軽く振ることで抽出が進みます。
- その後、葉をこし取って、オイルだけを抽出し、別の瓶に移します。
自力で作る場合、市販のハッカ油ほど強力な効果は期待できないかもしれません。簡易的に香りを楽しむ程度でしょう。
う~ん、我が家では無理!
ハッカ油スプレーはカメムシに効果があるか?
ハッカ油スプレーは、カメムシに対してある程度の効果があるとされていますが、効果の持続時間や強さは状況に依存します。
理由・根拠:
- ハッカ油の強い匂い: カメムシはハッカ油の匂いを嫌うことが広く知られています。ハッカ油には、メントールという成分が含まれており、この成分がカメムシなどの昆虫に対して忌避効果を持つとされています。昆虫は強い匂いに対して敏感で、特にハッカのようなミント系の香りを嫌う習性があります。
研究データ・根拠:
- ハッカ油がさまざまな昆虫に対して忌避効果を持つことを示す研究はいくつかあります。アメリカ国立衛生研究所(NIH)の一部であるアメリカ国立医学図書館(NLM)が提供しているデータベースのPubMedが2013年に発表された研究では、メントールやハッカ油が特定の害虫(アリやハエなど)に対して強力な忌避効果を持つことが確認されています。ただし、カメムシに対して直接的なデータは限られていますが、一般的に忌避効果が期待されています。
その他の情報:
- 効果の範囲: ハッカ油はカメムシを駆除するものではなく、あくまで寄せ付けないための予防策として使用されます。
- 定期的な再噴霧: ハッカ油は時間が経つと香りが薄れるため、1〜2日ごとに再度スプレーすることが推奨されます。風や雨が影響する屋外では、効果がより短時間で薄れる可能性があります。
総合的に、ハッカ油スプレーはカメムシを寄せ付けない対策として効果的ですが、完全な防御策としては他の対策と組み合わせるのがベストです。
効果は何日くらい?何日もつ?
効果の持続期間は環境によりますが、一般的には1〜2日程度が目安です。
ハッカ油の香りが強く残っている間はカメムシが寄り付きにくいですが、香りが薄れてくると効果も薄れます。こまめに再度スプレーすることで、効果を維持できます。
風が強い日や雨が降る日などは香りが早く飛んでしまうことがあるので、そういった場合は頻繁に使用することをお勧めします。
ハッカ油が効かないさまざな理由
カメムシにハッカ油が効かない場合、いくつかの理由が考えられます。以下の要因が影響しているかもしれません。
ハッカ油の濃度や成分の劣化
- ハッカ油の濃度が薄い: スプレーに含まれるハッカ油の濃度が薄すぎると、カメムシに十分な忌避効果を発揮できない可能性があります。特に風通しの良い場所では、香りが早く拡散してしまい、効果が弱くなることがあります。
- ハッカ油の品質が低下している: 古くなったハッカ油は、時間が経つにつれて劣化し、忌避効果が低下することがあります。開封後はしっかりと蓋をして保存することが重要です。
環境条件
- 強風や雨: 風や雨によって、ハッカ油の香りが素早く飛んでしまうと、カメムシに対する効果がすぐに失われてしまいます。特に屋外で使用する場合は、香りが持続しないため、効果が限定的になる可能性があります。
- 温度と湿度の影響: 気温や湿度も影響を与えます。高温の環境ではハッカ油の香りがより早く揮発し、効果が短時間で薄れることがあります。また、湿度が高いと香りが拡散しにくい場合もあります。
カメムシの種類や耐性
- 種類による感受性の違い: カメムシにはさまざまな種類があり、それぞれの種類によってハッカ油に対する反応が異なることがあります。一部のカメムシはハッカ油に対して強い耐性を持っている可能性があります。
- 長期間の使用による慣れ: ハッカ油を繰り返し使用していると、一部のカメムシが慣れてしまい、効果が弱まることがあります。昆虫は環境に適応することがあり、特定の忌避剤に対して徐々に耐性を持つことが知られています。
吹きかける箇所や範囲が不十分
- スプレーする場所の選び方: ハッカ油をスプレーする場所が不十分な場合、カメムシを効果的に寄せ付けないことがあります。カメムシが侵入しやすい窓枠やドア、換気口などのポイントを集中的にスプレーする必要があります。
- スプレー範囲の不足: スプレー範囲が狭い場合、カメムシは忌避効果のない場所から侵入することがあります。広範囲にスプレーするか、繰り返し噴霧することで効果を高めることが必要です。
カメムシの行動や季節性
- カメムシの行動パターン: カメムシは寒い季節には建物の中に避難してくる傾向があります。特に秋になると、冬越しのために建物に侵入しやすくなります。この時期は活動が活発になるため、ハッカ油だけでは完全に防げないことがあります。
- 大発生時の効果減少: カメムシが大量に発生している時期には、ハッカ油の効果が薄く感じることがあります。大規模な発生時には、単に忌避剤だけでは対応が難しいため、物理的な対策(網戸や侵入口の封鎖など)を併用する必要があります。
結論
ハッカ油がカメムシに効かないときは、濃度の調整や環境条件、カメムシの種類などさまざまな要因が影響している可能性があります。ハッカ油を使う際には、これらの点を考慮しつつ、必要に応じて他の対策を併用することが効果を高める鍵です。
まとめ
ハッカ油スプレーは、カメムシに対して効果的な自然な忌避剤です。簡単に作れる上、材料も身近で手に入るので、ぜひ試してみてください。
スプレーを定期的に使って、カメムシが寄り付きやすい場所に吹きかけることで、寄せ付けないようにしましょう。特に秋、カメムシが多くなる季節には、予防策として取り入れると安心です。
最後に一言!
もうカメムシ来んな。
では、カメムシがいない快適ライフを~!